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ノーベル賞論文§3の注と解説(続)

3.9. (p. 7) μは |WN -WP | に依存…相互作用する領域が大きくなる

 V(r) = e-λr/r は、下図のようにλの値が大きくなると、r = 0 の近傍を除いて、ほとんど0に等しくなる。一方λの値が小さいと、原点から遠くまで V を無視することができない。

3.10. (p. 7) 散乱確率が中性子の速度とともに増える場合がある

 中性子の速度が増えると、|WN-WP| が大きくなることから、上の結論、「|WN-WP| が大きくなるにつれて、中性子と陽子が相互作用する領域が大きくなることを意味する」からの帰結。

3.11. (p. 7) 原子核における陽子の束縛エネルギーが mUc2 と同程度ならば

 μ = ~ 0 あるいは純虚数となり、(14) で表される相互作用の範囲は大きくなる。

3.12. (p. 7) 束縛エネルギーは0.0152質量単位 [mu] となり

 この上の原文が、質量差の計算式を束縛エネルギーを求めるものように書いているのはおかしい。陽子の質量と計算で示した質量差0.9926との差が束縛エネルギーになる。陽子の質量として現在知られている値1.0073 mu を使えば、0.0147 mu となり、当時の値と少し異なる。

3.13. (p. 7) mUc2 より大きなエネルギーをもった量子を外界に放出できることを意味している

 U が減衰しないということ、そのもの。

 [この注では湯川がこの文にこめた意図がはっきりしません。下に代案を示します。 T

 静止エネルギー mUc2 をもった量子が、運動のエネルギーを伴って外界に飛びだし、観測にかかる可能性があることを述べている。]


Tag: 注と解説


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Last-modified: 2014-05-05 (月) 13:34:53 (1115d)