FrontPage
関連ページ


気になるこのごろ

 湯川の死後に刊行された『蝉声集』について御存じの方は、いらっしゃらないでしょうか。色々と調べてみましたが、よくわかりません。気になる、今日このごろです…。

M [01740] (100615)

私家本手書和歌集

 M さんは、『蝉声集』について、よく分からないとのことですが、M さんの作られたリスト「湯川の著作(1980年〜1989年)」の「1989年(平成1年)」の項の最後に

  12月17日 『蝉声集』 湯川秀樹作品刊行会 私家本手書和歌集

とありますね。「私家本」をインターネットで探すと、「私家本とは非売品、値段を付けない本です。ですから、売るための本ではなく、ご自分やご家族のための本です」(http://www.shuchousha.co.jp/sika.html 朱鳥社)とあります。したがって、世間には出回っていないものかと思われます。といっても、上記の朱鳥社の私家本のページには、20〜500部の間で様々な出版例が載っていますので、持っている人や納本されている場所は意外に多いかも知れません。湯川研究室出身の先輩にでも聞いてみましょう。京大基研に問い合わせる手もあるかと思います。

T [01741] (100616)

短歌70首くらい和紙に墨書

 『蝉声集』について、湯川研究室出身の大学先輩・元同僚のHさんにメール尋ねていたところ、6月30日付けで返信を貰いました。彼女自身は知らなくて、同期で小林(稔)研究室出身の玉垣良三さんに尋ねてくれました。添付してあった玉垣さんからの返事には、「私は知人からいただいた1冊を持っています。それを見ますと、湯川先生の歌集『深山木』に出た歌から選ばれた短歌70首くらいが和紙に墨書されています。それに、小川環樹氏、ご長男の春洋氏、湯川スミさんの短文がついています」とあります。さらに、「もっと詳しく知りたければ、ご本人(Hさんに尋ねた私を指すのでしょう)が直接電話でお聞きください」とあって、玉垣さんの電話番号が記してあります。

 M さん、もっと詳しく知りたい点があれば、私から玉垣さんに電話してみますが…。

T [01744] (100703)

外観、奥付

 T 先生、色々と調べていただきありがとうございました。知りたかったのは、主に次の2点でした。

  • 私家本手書和歌集ということで、どのような形式の本でどのような和歌収められているのか。
  • どのようないきさつで刊行されたのか。(『深山木』は、退官記念事業の返礼というような、何か特別の事由があったのか)

 T 先生のメールをいただいた後、「湯川秀樹作品刊行会」というキーワードで Yahoo! で検索してみると、下記のサイトがヒットしました。

 http://www4.famille.ne.jp/~mitumori/

この三森美術という画廊(?)に「湯川秀樹作品刊行会」があるようです。

 http://www4.famille.ne.jp/~mitumori/zensei/zen1.htm

には、『蝉声集』の外観、

 http://www4.famille.ne.jp/~mitumori/zensei/okutuke1.htm

には、『蝉声集』の奥付まで掲載されていました。よく考えてみるとこれまで Google を過信して、Yahoo! では検索をかけていなかったような気がします。T 先生には、お手数をおかけして大変申し訳ありませんでした。

 予想以上に立派な本でびっくりしています(『深山木』を古書で入手していましたので、同じような本を想像していました)。一度、実物を見てみたいと思いました。

M [01745] (100703)

「湯川秀樹博士自作・自筆歌」5作品

 M さんが『蝉声集』について持っておられた疑問のうち、一部は玉垣さんの回答にあったかと思いますが、Yahoo! 検索で「湯川秀樹作品刊行会」の所在や、『蝉声集』の装丁、奥付が分かってよかったですね。

 同刊行会では、「湯川秀樹博士自作・自筆歌」5作品、木製額装、石版肉印、限定100部を、特別頒布価格各12万6千円(送料別)、特別頒布価格5作品揃60万円(送料別)で販売しているのですね(高い!)。その写真は

  http://www4.famille.ne.jp/~mitumori/yukawakankoukai/geiwa.htm

などにあります。

 私も最近の検索は Google にばかり頼っており、時には Yahoo! が役立つというお知らせはには、目の覚める思いでした。

T [01746] (100705)

『蝉声集』入手

 以前に、『蝉声集』について、T 先生のおかげで色々なことがわかりましたが、実際に『蝉声集』を手に入れることができましたので、内容について紹介させていただきます。

  • 発行   1989年12月
  • 発行部数 300部(通し番号付きで、入手したものは No.107)
  • 価格   35000円
  • 体裁   19.5cm×26cm 和紙(のし袋に使われているくらいの厚みのある和紙)による、和綴じ本。
         表紙の見返しに、スミ夫人の描いた南画があります。
  • 内容   湯川の自作短歌66種(未発表の作品のようで、時期は定かではないが渡米中と帰国直後の作)が、
         手書きのまま印刷されています。小川環樹、湯川春洋、湯川スミ各氏の解説付き

 湯川が、和歌集として自筆でまとめていたものをそのままの形で出版した形となっています。なぜか署名は、「湯川 秀」となっています。

 いずれ、もう少し詳しくまとめて報告させていただきます。

M [01827] (120731)


Tag: 著作 私家本 手書 和歌集 湯川秀樹作品刊行会 玉垣良三 小川環樹 湯川春洋 湯川スミ 三森美術 深山木


修正意見等を書き込んでください。もちろん直接修正してもらってもかまいません。

コメントはありません。 コメント/著作/『蝉声集』

Counter: 2586, today: 1, yesterday: 0

トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2012-08-16 (木) 11:23:06 (1776d)