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ノーベル賞論文§4の注と解説(続)

4.06. (p. 10) g′〜= 4 × 10-17 を得る

 U場の量子 (π中間子) が発見されたのは1947年のことで、この論文が書かれたころはその崩壊に関しては全く知られていなかった。しかし、現代ではよく知られているので、このg′の値と実際のπ中間子の崩壊とを比べたいですね。

 [コメント T:湯川らは1938年のベクトル中間子に基づく第3論文で、中間子の寿命を10^(-7) s と計算したそうです。*1 現在知られている寿命はπ+、π- が2.6×10^(-8) s、π0 が0.84×10^(-16) s のようです。]

 [コメント T:湯川はノーベル賞受賞講演の中で、正または負電荷の中間子が弱い相互作用を通じて正または負の電子とニュートリノに自然崩壊する可能性はバーバによって最初に指摘され、荷電中間子の寿命は
   τ=2{hc/[2π(g')^2]}{h/[2πμc^2]}
で与えられると述べています。ここで、μは中間子の質量です。そして、当初ベータ崩壊の結果を正しく与えるように定めた結合定数 g′は、10^(-8) s という小さな値の寿命を与えるとも述べていますが、そこでは、ミューオンの寿命 2×10^(-) s と比較しています。続いて、π中間子が1947年に発見された話に入り、その寿命は10^(-8) s のオーダーであることに言及しています。]


Tag: 注と解説


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*1 Brown and Lechenberg, p. 179

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Last-modified: 2017-07-09 (日) 18:25:58 (39d)